ブランドコンセプト

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ケンランドリネン

 

ケンランドリネンは、プラネットクオリティ(地球の良質な逸品)をテーマに、全ての商品に「リネン」素材を使用しているニットブランドとして誕生しました。このブランドの商品は、シーズンを通して利用できること、地球に優しく、また体にも優しいという「リネン」素材が持つ特徴を最大限に活かすことができ、また全ての商品が家庭での洗濯が可能であることを常に考え商品開発に取り組んでいます。

創業以来、我々はナチュラルな物作りをするためには、どのような原材料や素材を選び、それをどのような手法でどういった製品にするべきか、長きに渡って取り組んできました。20年前から関わり続けている草木染めによる製品作りと自然の在り方についての考察などもその一つでした。


そんな折、自分達が前に作った商品を何気なく着用し続けていたところ、なんとも言えない心地良い感覚を覚えました。それはTシャツ代わりに着用し続けていたリネンで編んだセーターでした。はっきりとしたものではありませんでしたが、冬、雪の多い山形で感じるこの独特の温もりは何なのだろう、これまでに感じたことのない自然な心地よさは何から生まれるのだろうといろいろと調べましたが、明確な答えを見つけられませんでした。 

その後、まわりの多くの方々にモニターをしていただきました。その感想を集めると自分で感じていたものと同じ感想を聞くことができました。その事は、私達が新しいものにチャレンジしていくことに対する十分な裏付けとなりました。夏に麻がベスト素材であることは知っていました。実際そのシーズンには様々な商品が並びます。直接肌で確かめられる物が欲しいし、確かめたいという欲求が「Kenland Linen]の始まりだったのです。

しかしニットによるリネンの物作りを完成させるまでには大変長い時間がかかりました。スタートしてからコレクションをまとめるのに10年の日々が過ぎていきました。今、ようやく皆様にご覧いただける商品としてニットによるリネンのフルアイテムが出来つつあります。ショーツ、靴下からタオル、ディッシュクロス、ピロケースを含めた生活のトータルファッションアイテムです。ケンランドは山形市で創業以来60年以上ニット製品を作っている工場であり、メーカーです。製品に愛着を持ち、1点1点大切に思いを綴ってお届けし、長く使い続けていただく為に家庭での洗濯が可能な物作りを常に考えています。

自然への順応性が高く、1年中着用できる素材、洗濯を繰り返すたびに柔らかく、より肌になじんでくるリネンはヨーロッパの伝統を感じる凛とした気品に満ちています。私たちはそのリネンの魅力や、生活に於けるニット製品の良さについて、「ケンランドリネン」というブランドを通じて皆さんに精一杯伝えてまいります。

 

 

 

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ケンランドヘンプ

 

ケンランドリネンのコンセプトの発案から現在までに衣類から日常の生活品まで、必要と思われるさまざまな商品を製造するようになりました。リネン素材がいかに優れていても、全てのものに対して優れているわけではもちろんありません。特に日用生活品を製造するようになって、ものによっては更に適した素材があるのではないかという疑念が生まれ、探し求めるようになりました。

そして今年になってようやく震災以降より強く意識するようになった「プラネットクオリティ」というテーマにも則した最適の素材を見つけることができました。それがヘンプ(大麻)です。このヘンプという植物素材は、古くは福井県の鳥浜遺跡から出土した紀元前8000年の麻縄がその物的証拠であると言えるように、古来より日本人の暮らしに密着してあらゆる用途で使われた繊維として認められています。しかしながら、特に戦後日本ではGHQの要請による大麻取締法が制定されてから大麻の栽培は免許制になり、さらにはマリファナと大麻を混同したまま、偏見による悪いイメージが付きまとう言葉となり、現在にいたっています。

ヘンプは、いわゆる「捨てるところのない」素材で、その利用用途の幅の広さやそのものが持つ機能性の高さが近年注目され、欧州中心に世界中で注目されています。茎の繊維部分は衣類や紙ばかりでなく断熱材やプラスチックの原料にも用いられ、茎の芯は建築材料として、種(実)は食料品、また油になって更なる応用範囲を広げます。再生可能な循環型社会の形成に必要不可欠な条件をすでに満たしていると言え、これはもちろん我々が標榜するプラネットクオリティに合致するものです。

また、ほとんどのあらゆる土地での栽培が可能なヘンプは、害虫に強く肥料が不要である上、成長も早く、更に特筆すべきは土壌を改良する性質を持ち、日本でも昔から痩せた土地にはまず大麻を植えて土壌を改良しその後に野菜などを植えてきたという経験があります。ヘンプ繊維の機能性も、吸水性・吸汗速乾性に優れ、抗菌・制菌性を持ち、臭いの元になる雑菌の増殖を抑えるので消臭の機能にもなります。また非常に強い繊維で湿るとさらに強度が増します。

そして天然繊維の中でUVカット性が最も高く、ヘンプ100%生成り生地の紫外線遮断率は92%以上という実験結果も出ています。ケンランドはこのヘンプ素材での製造するものをケンランドヘンプのブランドで商品化し、同じ麻のリネンとは異なるベクトルでより良い商品を製造し、素材の良さはもちろんプラネットクオリティの重要性を市場に浸透させていきたいと考えています。ケンランドヘンプはヘンプを現代が抱える様々な問題を解決しうる可能性の高い未来の素材として取り扱ってまいります。 

 

 

 

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ケンランドゾーン

 

苧麻(山形の歴史的な関りを考える)

 

日本の代表的な麻といえば、夏の素材苧麻(ラミー)でした。高温多湿の日本の夏には、歴史的に麻がよく使われていました。小地谷縮み・近江麻縮み・能登上布など、江戸時代の武士の式服になった苧麻。江戸時代より、山形県内は、青苧の大きな産地でした。松山藩左沢領(現・大江町)は、特に良質な青苧を産し、大きな財源となっていた様です。古来より、強く撚りこんでラミーの毛羽を抑え込んだ「ちぢみ」はラミーの弱点を支えたものと考えます。

 ケンランドはこれまでとはまた違った、ニットの網目を収縮させ毛羽立ちを抑え込み、洗濯するほど柔らかさを感じられるつくりを開発しました。この手法により、肌に近づけても安心感の高いテキスタイルに仕上げることができました。

 

その他ウールやゴムなど、 リネン以外の素材を一部使用している製品もございます。あくまでリネンの力を生かし、長くご利用いただく為にその他の素材の力を借りている生地であり、リネンを十分感じていただけるように配慮をいたしております。